仕事で意識したい「食べられるサイズ」にするメリットとは!?

今日は中堅職員向けの研修を行ってまいりました。

その中で、参加者の多くの方が出来ていなかったと言われてたことが、

「食べられるサイズにすること」

でした。

「食べられるサイズ」とは?

これはたとえ話です。

例えば、りんご1個を丸ごと口に頬張ることって出来る人いますか?

殆どの方は無理なのではないかと思います。

でも、このりんごをとにかく1個丸ごと頬張らないといけない。。。

その状態ではどうにも動きだせないと思います。

そんな状況の時にどうするかと言えば、

当たり前のように、口に頬張りやすい「食べられるサイズ」に切り分けると思うのです。

そして、一口ずつ食べていき、結果として1個食べ終わる

つまり、これを仕事に置きかえると、

りんご1個は達成したい目標

「食べられるサイズ」とは目標を達成するために、

着手しやすいレベルに細分化した状態、

ということです。

「食べられるサイズ」にしないことで起きやすいこと

この「食べられるサイズ」にしないでいることで、

なんとなく大変そうだな~、あとでじっくりと腰を据えてやろう!

と思うのだけど、他のことをしているうちにどんどん納期が迫ってくる…

難しそうだな~と思うがゆえになんとなく避けてしまい

やらなきゃやらなきゃという気持ちだけが残っていく…ストレス

納期ぎりぎりに重い腰を上げて、ようやく手を付ける、

もう納期が迫ってしまっている、まずい…焦り

なんとか気合を入れて納期に間に合わせるが少々仕上がりが粗い…やっつけ仕事

そんなようなことが身近な仕事であったりはしないでしょうか?

理想の状態を思い描こう!

さて、このような状況ってとても嫌な感じですよね。

では、理想の状態ってどんな状態でしょう?

多くの方が、

「早め早めに着手して、納期に余裕を持って終わらせる!」

と言われます。

これはやはり多くの方が思うのではないかと思います。

今回の研修でも、やはりそのような声を多くいただきました。

理想の状態自体はこの通りなんだと思います。

でも、実際にそれで解決しているでしょうか?

現実は、、、「難しいよね~」となってしまいがち

でも、実際はそう思って、早めに着手しようとするんだけど、、、

頭では十二分にわかっているんだけど、、、

実際には難しかったりしますよね。

そうすると、人は、やっぱり難しいよね~というような思考になってしまい、

そのまま改善がされないでいる。

気が付くと同じようなパターンを繰り返していて、

ああ、成長していないな~というような自己嫌悪の気持ちまで出てくる。。。

そのような状態になってしまってはいないでしょうか?

では、どのように打破していくか?

では、このサイクルをどのようにすれば良いでしょうか?

それが、まさに「食べられるサイズにする」

つまり、目標を達成するために必要な要素を

「着手しやすいレベルに細分化する」

ということなのです。

例えば、何かのイベントを企画して、成功させる!という目標があったします。

その草案を1週間後に出さないといけない状態にあったとしましょう。

ここでいう草案がリンゴ丸ごと1個です。

この草案を「食べられるサイズ」にするために、着手しやすいレベルに細分化してみましょう!

・まず目的を考える

・ゴールイメージを定める

・これが問題ないか上司に確かめる

・どんな役割が必要かを洗い出す

・何人必要かを見積る

・会場候補をピックアップする

・会場を決める

などなど、もっともっと細かく色々と出てくると思います。

食べられるサイズにすることによるメリットは!?

こうすることによって、

ひとつひとつにかかる所要時間は意外と少なかったりします。

例えば、目的やゴールイメージを考えるだけなら10分もいらないかもしれません。

つまり忙しい中でも、着手しやすくなりますよね。

そして、ここで、目的とゴールイメージがぶれてしまっていては、

企画はうまく行きません。

そう考えるとこの部分だけでも、着手し、

早いタイミングで上司に、これでよいか確認する

ということが出来ることでかなり気持ちも楽になるはずです。

これが納期に迫っているタイミングで目的やゴールイメージだけでなく、

草案すべてを考え終えた時点で、上司に確認した結果、

全然違う!なんてなってしまっては、修正する時間が全然足りない、、、

なんてことになってしまいますよね。

細分化することで、精度の高い進め方が出来るようになります。

また、細分化した内容によっては、忙しい中自分がやらなくても、

人にお願い出来るものも見えてくることがあります。

先ほどの事例で言えば、

会場候補をピックアップするというタスクは、

規模感や人数等の諸条件をきちんと決めれば、

自分でなくても、人に依頼することが出来ます。

また、タスクが細かくなった分、日々の業務の隙間隙間に少しづつ進めていくことも可能です。

このように「食べられるサイズにする」ということは

仕事を進めていく上で、とても大切なことなのです。

早速、着手してみよう!

ということで、今回の記事はいかがでしたでしょうか?

内容自体は簡単なことかもしれませんが、

知っている=いつでもできる

ではありません!

ここで大切なことは、読んで終わり。

にしないことです。

これを、踏まえてどのように感じたのか?どのように思ったのか?

そして、これを自分の現状に照らし合わせて、

いつ、何について、活かしていくのか?

そんなところまで決めて実行されることが大切です。

考え方がわかっただけではもったいなく、

実際にやってみて、その結果をしっかり味わうからこそ、

また、今回の件をやってみたい!という気持ちが湧きあがり、

行動につながるからこそ、結果が変化するのです。

ぜひ、あなたの結果が望む方向になるよう、お役に立ててたら幸いです。

何か参考になるところがありましたら、コメント等いただけたら嬉しく思います。


また、研修やコンサル、コーチングのご相談はお気軽にお問合せくださいませ。

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