具体的な指導が苦手な社長様

今、小さな会社のサポートに入っています。
きっかけは【人が育たなくてすぐにやめてしまう】という相談内容でした。

その要因は何か?

その要因って、会社によってさまざまで、
ワンパターンな解決法などなく、
会社によっていろいろあると思っています。

だからこそ、サポートに入る前に、
社長様のお話を色々とお聴かせいただきましたし、
私は、それをより具体的につかむために、
社員の方々にも、面談させていただいて、
その上で、社長の話と照らし合わせて、
何が一番のボトルネックになっているのか?
そして、それをどのような手順で改善していくのか?
ということをご提案させていただくようにしています。

今回のケースは?

今回のケースでは、人が育たなくてやめてしまうのは、
どうやら、社長様と社員様とでは、能力の差があまりに多く(⇒これはよくある話だったりします)
現場のメンバーは、具体的にどう変えたらよいのか!?
というところまで落とし込めていないということがわかりました。

こうしたギャップを埋めていくために、状況や緊急度等を踏まえて、
具体的には、セールス力アップのサポートからスタートさせることが最適と考え、
そのサポートに入らせていただきました。

その結果、
「セールスの根本の考え方変わった、お客さんへの信頼に重きを置くようになり、
ヒアリング能力ついてきた。そして、提案する案件の精度が上がってきたため反応もよくなった」
といった声をもらうようにまで変化しました。

しかし、これだけでは変わらなかった

しかし、上記の声のように、私は営業のスタンスやトークを変えることは出来たのですが、
その部分は改善させることが出来ても、まだ数値として満足のいく結果には、届いていなかったのです。

それを踏まえて、社長様からの視点を頂戴し、
実際の業務のフローや優先順位付け等に課題があり、
その点の改善も必要と考え、
このあたりの社長様の視点をより具体的に細かく見直していくことで、
ようやく目に見える業績にも改善効果が表れました。

社長も忙しいこともあるので、なかなか細かな指導まで行き届かなかったんですね。
でも、その内容を踏まえて、丁寧に落とし込んでいくことで、
目に見える改善効果として表れてきました。

ここまでに4か月間の時間がかかりましたが、今月は目標達成できそうな見込みです。

次のフェーズは?

今後、この継続はもちろんのこと、今回のプロセスを通じて、
変化の体験を得た社員が、今後メンバーに対して指導出来るようになることが、
次のフェーズの課題になってくるのかなと感じております。

このように、一つ一つを丁寧に具体的に一歩一歩改善していくこと。
私がこれからも大切にしたいスタンスです。


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